2007年10月08日

「バルダザールの遍歴」と邂逅

「バルダザールの遍歴」と邂逅
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何といっても遍歴というタイトルである。
作者と作品は違う全く別物というテキスト主義の立場からみても、佐藤亜紀の身辺は小説以上におもしろそう。でも、いろいろあっても、こんなおもしろい小説を書くのだから、佐藤亜紀の周りのスキャンダラスなことは二の次でしょう。100年たったらテキストしか残らない。まずおもしろい。完成度は特筆すべき。読むべし! 読了後、ウィーンに行く機会があり、ベルベデーレ宮殿で思いがけず「3人のマギ:カスパール、メルヒオール、バルダザール」を描いた絵画をみた。暗い部屋に30cm四方くらいの大きさであったろうか。忘れられぬ邂逅。

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Posted by ivanisevic at 10:37│Comments(0)読書
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