2008年09月27日

おまえが若者を語るな!

おまえが若者を語るな!おまえが若者を語るな!
刺激的タイトルだけれど、データをもとに、現代の「若者論」の虚構を、真面目に論考している。濃い一冊。

宮台真司、香山リカ、荷宮和子、三浦展、東浩紀、鈴木謙介、寺脇研
らによる「失われた10年」を、批判的に論考している。

追記:「若者論」が問題なのではなく、それを語ってきた「若者論」者が、事実に基づいた論証をおこなっていないという、ごく当たり前の指摘だ。

追記2:リヴァイアさん、日々のわざ_エビデンスマインドのある二冊
的確な指摘だと、思う。

誤解を恐れずに言えば、理系的環境に馴染んできた(であろう)著者が、(悪い意味の)文系的文脈で語る(一部の)論者らを指弾したということだろう。

著者ブログ
新・後藤和智事務所 ~若者報道から見た日本~

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Posted by ivanisevic at 19:29│Comments(1)読書
この記事へのコメント
『「日本の犯罪が増加している」という意識に最も影響を与えているのは「最近の若者のモラルが低下してる」という意識であり、次いで「クレジットカード詐欺などへの不安(個人情報の漏えい不安)」などが影響を与えている』んだそうです。決定木という手法で分析されてます。

投稿: 安原 | 2008年10月 2日 (木) 22時45分
Posted by 実証済みです!w at 2008年10月04日 10:32
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