いつか来る日々のための覚え書き

村上春樹の「ノルウェイの森」ついに映画化される。

村上春樹「ノルウェイの森」が映画化決定！なんと出版から21年で初めて！
7月31日7時20分配信 シネマトゥデイ

村上春樹作品はいくつか映画化されているが、あくまでも副題的作品だ。
今回がはじめての主要作品映画化となる。ベトナム出身の在仏映画監督トラン・アン・ユンが、村上春樹の情緒的、精神的世界をどのように描くか興味深い。
トラン・アン・ユンは12歳のときにベトナム戦争を逃れるため、両親と共にフランスに移住したという。フランス版ボート・ピープルという訳だ。
僕には、かつてベトナム出身のボート・ピープルの友人がいた。彼は、とても礼儀正しく繊細だった。そしてその肩に陰影をまとっているようにみえた。
彼らの歴史がそれをつくったのか、彼らベトナム人の生来の特質なのかわからない。が、その繊細さと陰影は、村上春樹の小説世界を描くのに意外にマッチするのではないか。


夏至

（追加）
田中およよNo2の「なんだかなー」日記
で、さらに詳しく考察されています。
http://plaza.rakuten.co.jp/oyotama05/diary/200808020000/#comment